85歳の女性。4日前から38℃の発熱と後頚部痛が出現した。3日前から上肢の疼痛と歩行障害を認めている。本患者の頚部CTを示す。

最も考えられる診断はどれか。
1.化膿性脊椎炎
2.頸椎硬膜外膿瘍
3.レミエール症候群
4.クラウンデンス症候群
解答:4
解説
CTではクラウンデンス症候群(頸椎偽痛風、Crowned dens syndrome:CDS)における第2頚椎(軸椎歯突起:dens)周囲のピロリン酸カルシウム結晶沈着という典型的画像所見を示している。発熱のみで受診することもあり、不明熱の鑑別として重要である。
レミエール症候群は内頸静脈の血栓性静脈炎および菌血症、さらには菌血症性肺塞栓を認める症候群である。致命的であり、見逃してはいけないKiller sore throatの一つである。
本問題は下記の論文を改変しています。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jmj/64/5/64_JMJ18-WN06/_article/-char/en
出題者 内藤俊夫
出題範囲 ⑦不明熱