過去の問題

2026/6/28 配信

26歳女性。20日前ハトの糞に触れ、13日前から発熱あり、10日前から乾性咳嗽・咽頭痛を認めるようになった。乾性咳嗽が増悪し来院した。既往はアトピー性皮膚炎。身体所見は37.9℃、RR18/min、HR76/min、BP108/63mmHg、SpO₂ 98%、胸部聴診にてラ音ははっきりしない。胸部CTを示す。

この疾患に関わる病原体として最も考えられるのはどれか。

1.Streptococcus pneumoniae

2.Klebsiella pneumoniae

3.Mycoplasma pneumoniae

4.Chlamydia psittaci

解答:4

解説

肺炎の原因を問うている。病歴よりオウム病による肺炎が疑わしい。胸部CTでは非区域性の浸潤影を認めている。ハト(ドバト)の糞はChamydia psittaci(オウム病クラミジア)を含むことがあり、オウム病の感染源として本邦では頻発している。潜伏期間が7~14日と長く、病歴聴取が重要となってくる。胸部CT像において肺炎像は区域性・非区域性いずれの形態もとる。発症から10日程度が経つと陳旧化(中心部が器質化)している。

出題者 幅雄一郎

出題範囲 部位別感染症③(呼吸器系)