SLEで加療中の36歳女性。2か月前に子供と川遊びをしたエピソードがある。1か月ほど前から右下腿に皮下結節を認め、2週間前から徐々に増加してきたため来院した。右下腿には中心に一部潰瘍を伴う結節が多発し、周囲に発赤を伴う。蜂窩織炎としてセファゾリンを開始したが、3日経過しても改善しない。

次に行う対応で適切なのはどれか
1.抗菌薬をメロペネムに変える
2.下肢エコーを行う
3.皮膚生検を行う
4.デブリードマンを行う
解答:3
解説
免疫不全が背景にある患者の皮膚感染症の問題である。通常の蜂窩織炎の抗菌薬治療では改善しないことから、感染症であれば抗酸菌感染症や真菌感染症、非感染症であれば血管炎やサルコイドーシスなどを想起する。よって、次に行う対応は皮膚生検である。こちらの症例は皮膚非結核性抗酸菌症の診断となった。
出題者 福井由希子
出題範囲 部位別感染症(皮膚)