過去の問題

2026/7/19 配信

26歳の女性
3ヶ月前より37℃台の発熱、全身倦怠感の訴えがある。1ヶ月前より左頸部の持続痛があるため、近医を受診した。身体診察および頸部超音波検査、喉頭ファイバーでは咽頭、扁桃、頸部リンパ節、唾液腺、甲状腺に所見を認めなかった。採血では好中球およびCRPの上昇を認めるが、TSH、FreeT4は基準値内であった。

診断を行う上で最も優先度の低いものを選べ

1.両上肢の血圧測定

2.頸部造影CT

3.血液培養

4.癌胎児性抗原(CEA)

解答:4

解説

(動画あり)
3ヶ月続く発熱、頸部痛の症例である。既に扁桃腺、唾液腺、リンパ節、甲状腺は問題がないことがわかっており、残るは筋、軟部組織、骨、血管(動静脈)の炎症を考慮する。
具体的には、高安動脈炎、感染性心内膜炎、結核、膿瘍が疑われる。解剖を考えながら丁寧に診察することが必要である。まずは炎症の局在を同定することが重要である。血液培養、造影CTにて感染臓器、起因菌の特定を行う。悪性腫瘍の疑いが低い場合において、腫瘍マーカーを使用したスクリーニング検査は有用性が低い。

https://juntendo-infectionbuster.com/question/wp-admin/post.php?post=4671&action=edit

出題者 森 博威

出題範囲 その他の発熱